リップルCEOが語るブロックチェーンの未来と誇張広告 in Money20/20

リップルのCEO(Brad Garlinghouse)が、世界的なフィンテックイベントMoney20/20のヨーロッパ開催(2018年6月4〜6日開催)に登壇し、「ブロックチェーンとデジタル資産、そしてグローバルペイメントの再考」というテーマで議論を交わしました。

世界の最大手銀行の重鎮が集まるフィンテックイベントで、リップルのCEOが主張していることについてまとめています。

Garlinghouse氏の演説(語り口)を聞きたい人にも、なかなか面白いかもしれません。

 






フリーランスライター。元大手SIerでSEを7年(金融、製造など企業向けソリューションの提案・設計)、大手メーカーでハードウェア開発(人工衛星)を3年。仮想通貨参入は2018年1月。IT知識を生かしたライトな解説が得意。30代後半/海外旅行/サッカー/F1/1歳児育児中。

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リップルCEO得意のトークショー in Money20/20

こんにちは、仮想通貨ライター(@lipton_milk999)のフェニックスA子です。

今回はヨーロッパで行われた金融イベントで、リップルのCEOが演説したことについて紹介していきます。

リップル公式のインサイトに載っていた記事の和訳・解説になりますが、Garlinghouse氏独特の語り口も見えて、面白いですよ。

議論のなかでは、ディスカッションをリードしているTaylor氏による、リップルに対するいくつかの鈍い指摘に対して、Garlinghouse氏が鋭く修正するようなトークが交わされています。

 

世界各国で開催されるフィンテックイベントMoney20/20

 

今回リップルのCEOが登壇したイベントは、世界各地(アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中国)でリレー開催される世界的フィンテックイベント「Money20/20」です。

Money20/20では金融とフィンテックに関わるあらゆる分野(銀行、ペイメント、AI、分散台帳技術、ベンチャー、投資、金融分析、レッジャーなど)の話題が扱われ、それぞれの業界のトップが議論を交わします。

リップルCEO「Bral Garlinghouse」氏は、このイベントの「Banking(銀行)」の分野に登場しています。

そして、デジタルバンキングに取り組む企業「11:FS」の共同設立者でブロックチェーンディレクター「Simon Taylor」氏とともに、「ブロックチェーンとデジタル資産、そしてグローバルペイメントの再考」というテーマで議論を交わしました。

その中でGarlinghouse氏は「ブロックチェーンと暗号化技術は、実験であってビジネスモデルではない」と、ブロックチェーン業界の誇大広告に対して注意を促しました。

 

リップルは顧客(銀行など)とともに課題解決の途中にある

リップル社は、このブログの読者の方ならご存知である通り、銀行や支払い業者とともに、彼らが抱える国際送金の課題の解決に取り組んでいます。

リップルのブロックチェーン技術と、デジタル資産(仮想通貨)XRPを活用して、すでにいくつもの実証実験をこなし、国際送金の課題である速度とコストを大幅に改善しています。

国際送金の速度は実に数分(トランザクション自体は数秒)、そして削減したコストは、従来のバンキングサービスと比べて40〜70%もになります。

そんなリップル社ですら、「ブロックチェーン技術はまだ実験の途中である」と注意を促しているのです。

その裏には、リップルの提供するサービスと、すでに普及しているその他のサービス(たとえば、Apple社のApple Pay)には根本的な違いがあることがあげられます。

 

Apple PayとRippleの違いから見る、ブロックチェーン技術の本質

 

But Garlinghouse was also quick to point out the difference between Ripple’s solutions and other services, such as Apple Pay, that put a slick front-end on the same old infrastructure.(引用:Ripple CEO at Money20/20 Europe: Blockchain Hype Outpaces Reality(Ripple Insight)

 

Apple Payについて、Garlinghouse氏は「これまでの古い金融インフラに、スムーズに使えるためのフロントエンド(入り口)を置いたもの」と表現しています。

これは、Apple Payは金融インフラの根本的な部分には何も手を加えていない、つまり何も改善していないことを暗に指摘しています。

Appleは得意の次世代モバイル端末などで、ユーザに新しい体験を提供し、快適に支払いできる「入り口」を作ったということなんですね。

確かにAppleは、iPhoneやiPad、Apple Watchをクレジットカードや電子マネー、Suicaなどと連動させ、さまざまな方法で手軽に支払えるようにしてくれました。しかし裏でお金を動かすシステムは、従来通りで変わっていません。

Rippleとブロックチェーン技術が変えたいのは、Apple Payなどの裏にある「金融インフラの最も深いレイヤー」です。

ここを変えれば、支払いの仕組みにイノベーション(革命)を起こすことができます。

 

金融業界におけるブロックチェーン革命の支持者たち

リップルの顧客は、銀行や支払い業者、そして国際送金を改善したい企業です。

「彼らに新しいブロックチェーン技術とデジタル資産を活用するビジネスケースを提案するのは、わりと簡単なこと」と、Garlinghouse氏は少々大げさに言っています。

Garlinghouse「我々はいまだに50年も前に敷かれた(金融)レールの上を走っています。次の50年を考えて、すくなくとも10年は走れる乗り物が欲しいと思った時、馬やバギーに乗りたいですか?電気自動車のテスラが走るこの世界で?」

 

このように国際的な金融インフラに疑問を投げかけているのは、彼だけではありません。

VISAのヨーロッパCEOであるCharlotte Hogg氏や、国際的な支払い手段PaypalのヘッドであるJim Migats氏も、国際送金は他の支払いとおなじように、もっと簡単で速くあるべきと主張しています。オランダの金融機関INGのCEO、Ralph Hamers氏もそうです。

 

XRPは世界のノストロ/ボストロ口座の代替案

Garlinghouse氏はディスカッションの中で、リップルがデジタル資産XRPを使って「どのようにリアルタイムの流動性を提供するか」について紹介しました。

Taylor氏はこれについて、「XRPは、資金調達済みの世界のノストロ口座/ボストロ口座(従来の送金方法)の代替案になる」と述べています。

最後にGarlinghouse氏は、XRPとXRPレジャーがオープンソースで誰でも開発に参加できること、そしてリップル社はXRPのエコシステムの参加者の一人であること(XRPの主導権を握っていないこと)、多くの人がXRPを使うことでXRP台帳を作ることを主張しています。

さらに、リップルは世界の大学と研究機関に5億ドル(約500億円)を投資し、未来のフィンテック業界の育成にも力を入れていることを付け加えました。

大学研究機関への投資については、こちらの記事で紹介しています。

 

 

今回の紹介はここまでです。

Money20/20のような、世界の注目が集まる場で、リップルとブロックチェーン技術について「正しい認識」を語ってくれることは、世界のフィンテックの発展の支えになると思います。

個人的に、リップルCEOの語り口は結構好きですね。ビジネストーク的ではありますが。

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